奥野です。

昨日、馬券モンスター会員のDさんより以下のご質問をいただきました。

「極軸の項目が2つや3つ重なった馬が好走しやすい気がするのですがどれぐらいの率で好走しているかって分かりますか?」

極軸オプションをご利用されている方は気になるところかと思われます。

そこで今回、特別に集計してみました。
(集計期間 2014年10月4日~2015年4月19日)

まずは、極軸の項目数別に集計した結果はこのようになりました。

▼表1 極軸の項目数別 極軸の実績
極軸データ1


 さすがDさんです。
 Dさんのご想像どおり、極軸の項目が2、3つ重なったときのほうが、好走率が高く出ました。

 3つ重なった場合、勝率は最も低くなりましたが、連対率が抜けてトップで、回収率も単勝・複勝の両方で100%を超えています。

 ただ、不満は不満なんですよね。
 1、2つの項目の単勝回収率が100%を割ってしまっていることが。

▼表1ー2 2014年12月28日までの 極軸の項目数別 極軸の実績
極軸データ1-2


 そこで次のデータ。
 競馬場ごとに集計してみました。

▼表2 競馬場別 極軸の項目数別 極軸の実績
極軸データ6


 ご覧のとおり。

 今年に入ってずっと馬券を買われている方だと、なんとなくお気づきかとはおもいます。

 中山と阪神の成績が非常に悪い!!
 これでは、かのKさんも嘆くわけだ(汗)

 その原因はだいたいわかっています。
 このところずっと情緒不安定だったお天道様のせい…。
 そのせいで雨降りまくり、馬場乱れまくり!

 これが回収率低下を招いた最大の要因かと思われますな。

▼2015年1回2回阪神の馬場状態
極軸データ_阪神馬場→その他、該当期間における、各競馬場の馬場状態一覧(PDF)

 左の表のとおり、阪神は特に、昨年の5回終盤から、今年の1回、2回において、安定して良馬場で行われた日はほとんどありませんでした。

 週中は雨で、週末は週末で、途中で雨が降って馬場が悪化するパターンも多く見られました。

 中山はマダましとはいえ、2015年1回終盤、2回前半がボロボロ。

 普通に予想して馬券を買われていた方も、おそらく、収支はあまり思わしくなかったのではないでしょうか。

 その一方で、東京・京都は反対に、成績はかなり良好!

 →その他、該当期間における、各競馬場の馬場状態一覧(PDF)

 その資料を見てもわかるとおり、連続良馬場で行われた日数が多いことが、その主な要因かと思われます。

 競馬は自然との戦いでもあります。
 重馬場、不良馬場、良馬場でも雨が降っているときは、できるだけ馬券は手控えたいものです。
 が、それができれば苦労しないって(汗)。




 さて、そのように超難解だった阪神・中山が終了し、今週からデータがより生きる東京・京都です。

 この1ヶ月半、辛かったなぁ、苦しかったなぁ・・・・・・。
 それをよく乗り越えたなー!(笑)

 というわけで、今週より高配当的中を狙って、極軸中心の馬券でバンバン勝負するつもりです!


 以下、参考までに。
 上記を踏まえたうえで、ご考察いただけると幸いです。




▼極軸 名称別成績
極軸データ2

 ※個人的には、激走馬関連の極軸が好み。ようするに激極軸。
 ※あと、平場だと、「軸_下級条件_牝系良好の生産者(厩舎括り)」、「軸_下級条件で妙味ある厩舎(栗東)」このあたり。
 ※騎手系はムラがあるから困る。ただ、「ローカル乗り替わりの丸田恭介」、や「どっかの小牧太(笑)」は大駆けポイントが必ずあるので常に注目しています。

▼極軸 種別・条件別成績
極軸データ3-1
極軸データ3-2

 ※上記の理由(悪天候)より、やはり、今年に入ってからの3歳新馬、3歳未勝利が実績が非常に悪い。
 ※4歳以上500万が良く出ているのは、ローカルでの結果が良かったお陰。
 ※3歳オープン、障害オープンが最も優秀。

▼極軸 単勝最高配当
極軸データ4


▼極軸 複勝最高配当
極軸データ5


極軸とは

 JRDBデータとゴールドジェネレーターアナライズ(通称GGA:JRDB提供のデータ分析ソフト)を用いて出力したデータファイル。そのファイルを馬券モンスターに取り込めば「極軸」として設定されます。

 なお、現在、ダウンロード提供している極軸は、奥野が長年溜め込んできた「お気に入り分析ネタ」となります。

 JRDB会員の方で、GGAをお使いの方は、是非、ご自身の「お気に入り分析ネタ」を出力して、馬券モンスターに取り込み、My極軸として馬券戦略にご活用ください。

 詳細はこちらから→http://bakemon.kbigd.com/archives/11008730.html