基準オッズとは…
(赤の囲みが基準単勝オッズと基準複勝オッズ)
一般的に「予想オッズ」とされているものだが、JRDBのそれは、実は奥が深い。
算出のベースとなるのが以下のファクター。
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(1)各専門紙の本紙やトラックマンの印とそれらの重み付け
(2)騎手加点
(3)近走成績加点
(4)血統加点(新馬のみ)
など
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(1)は、各専門紙の本紙やトラックマンらの印を入力し、◎何点、○何点・・・といった形で合計ポイントを出す。
それに対して、専門紙本紙やトラックマンの人気度合いによって重み付けを設定。メジャーな専門紙の本紙にはポイントの比重を大きく設定。
また、トラックマンの場合、テレビに出演している等、知名度が高い人、あるいは、本紙級の存在感がある人の印にも、ポイントの比重を大きく設定している。
(2)は、人気の度合いによって加点。関東、関西、ローカル別に設定している。騎手の直近の実績によって頻繁に変化するため、随時見直している。
(3)は、近走の成績が比較的優れていて、字面的に印象を良く見せる馬に対して加点を行っている。
(4)は、新馬戦のみとなるが、良血で世間の注目度が高い馬に対しておこなう。G1ホースの全弟、半弟、全妹、半妹など。
1~4を掛けたり足したりして作られるのが「人気指数」。
そして「人気指数」の逆数をとることによって得られる数値が「基準オッズ」ということになる。
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「基準オッズが本来あるべきオッズの値」、これを目指して開発しているわけなので、何もなければ、ほぼ、実際のオッズはこれに近い値になる。
しかしそうならない場合もある。
それは、専門家や一般の競馬ファンの思惑に反し、大幅に売れてしまった(逆もしかり)とき。
その理由は様々だが、よくあるのが、「ある個人や集団による大量投票」だ。
それにより、実際のオッズが基準オッズよりも大きく下回る。
下がった度合いによって、それが関係者による大口投票かどうかを判定する。
それが「異常オッズ判定プログラム」。これについては、後日お話したいと思う。
今回は、単純に、基準単勝オッズよりも実際の単勝オッズ(確定単勝オッズ)が下回った場合の成績と、その逆の成績をだしてみた(2010年以降、確定単勝オッズ15倍以下、ローカル競馬は除く)。
ご覧のとおり、確定オッズが基準オッズを下回った馬は、そうでない馬よりも、
勝率で6ポイント、連対率で7ポイント、3着内率で7ポイント、それぞれ高くなる。
単純に集計をかけただけでも、これだけ成績がよくなるということは、異常オッズに絞込めば、さらに良い成績を導くことができるだろう。
(赤の囲みが基準単勝オッズと基準複勝オッズ)
一般的に「予想オッズ」とされているものだが、JRDBのそれは、実は奥が深い。
算出のベースとなるのが以下のファクター。
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(1)各専門紙の本紙やトラックマンの印とそれらの重み付け
(2)騎手加点
(3)近走成績加点
(4)血統加点(新馬のみ)
など
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(1)は、各専門紙の本紙やトラックマンらの印を入力し、◎何点、○何点・・・といった形で合計ポイントを出す。
それに対して、専門紙本紙やトラックマンの人気度合いによって重み付けを設定。メジャーな専門紙の本紙にはポイントの比重を大きく設定。
また、トラックマンの場合、テレビに出演している等、知名度が高い人、あるいは、本紙級の存在感がある人の印にも、ポイントの比重を大きく設定している。
(2)は、人気の度合いによって加点。関東、関西、ローカル別に設定している。騎手の直近の実績によって頻繁に変化するため、随時見直している。
(3)は、近走の成績が比較的優れていて、字面的に印象を良く見せる馬に対して加点を行っている。
(4)は、新馬戦のみとなるが、良血で世間の注目度が高い馬に対しておこなう。G1ホースの全弟、半弟、全妹、半妹など。
1~4を掛けたり足したりして作られるのが「人気指数」。
そして「人気指数」の逆数をとることによって得られる数値が「基準オッズ」ということになる。
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「基準オッズが本来あるべきオッズの値」、これを目指して開発しているわけなので、何もなければ、ほぼ、実際のオッズはこれに近い値になる。
しかしそうならない場合もある。
それは、専門家や一般の競馬ファンの思惑に反し、大幅に売れてしまった(逆もしかり)とき。
その理由は様々だが、よくあるのが、「ある個人や集団による大量投票」だ。
それにより、実際のオッズが基準オッズよりも大きく下回る。
下がった度合いによって、それが関係者による大口投票かどうかを判定する。
それが「異常オッズ判定プログラム」。これについては、後日お話したいと思う。
今回は、単純に、基準単勝オッズよりも実際の単勝オッズ(確定単勝オッズ)が下回った場合の成績と、その逆の成績をだしてみた(2010年以降、確定単勝オッズ15倍以下、ローカル競馬は除く)。
ご覧のとおり、確定オッズが基準オッズを下回った馬は、そうでない馬よりも、
勝率で6ポイント、連対率で7ポイント、3着内率で7ポイント、それぞれ高くなる。
単純に集計をかけただけでも、これだけ成績がよくなるということは、異常オッズに絞込めば、さらに良い成績を導くことができるだろう。